これまでの経過はこちら

2020年通信制高校の生徒が初の20万人超|17人に1人が選択する背景

通信制高校生徒数

2020年8月25日 文部科学省の学校基本調査が発表されました。

その中で気になった数値。通信制高校の在籍生徒数が206,994人。

5年連続の増加。調査を開始した1948年以降で初の20万人突破をしたことが記事となりました。

 

参考 通信制高校、初の20万人超え 小中学生は過去最少に日本経済新聞

通信制高校の生徒が増えた。

高校生の数は3,092,351人。ということは約17人に1人が通信制高校を選択しています。

(記事によっては15人に1人との記載があります。)

この数字を見ると、少し身近に感じるのではないでしょうか。

 

もちろん、私は通信制高校の存在を知っています。

不登校となってから選択肢があるのだと気づきました。

まだまだ、知らない人も多いでしょう。

先日、クイズ問題になっていましたがN高を知らない出演者がたくさんいました。

 

このN高は2016年4月に開校した注目校。1万5000人と全国最多の生徒数がいる高校です。

S高も設置認可申請中です。今、注目されていて人気があります。

2021年10月15日~2021年4月入学の出願受付が始まったのですが、たった17日間で1500人を突破しました。

 

不登校の子どもがいるお母さん達とTwitterで話していても、N高に決めた子は本当に多い。

中学の進路指導の先生も、不登校の子にはN高が人気があると言っていました。

だから、通学コースなど定員がある場合は早く決めないと埋まってしまうことになります。

ここ数年、特にコロナ禍にあった今年は状況が変わりました。

 

17人に1人ということは、クラスで考えると2人ぐらいってことですよね。

不登校の子どもの割合がクラスで1~2人と考えると、多いけれどわかる数字です。

 

通信制高校自体も増えて気います。

それだけニーズが高まってきているということですよね。

先輩がいなかったり、部活もこれからという学校もあります。

 

1つの要因としては今回のコロナ禍の影響。

オンラインで自宅で学習する方法が見直されたこと。

 

もう1つは、やっぱり不登校の生徒の増加だと思います。

生徒数はどんどん減るのに不登校の生徒は反比例するように増えていく。

不登校の子どもは別対応となり、教師の負担も増えていきます。

 

たとえ、小中学校で不登校となっても高校には行ける。

中卒ではなく、高校に通える選択肢が増える。

通学日数、スクーリングが選べます。

大学のような自由さがある。

 

そして、ギリギリでも受け入れてくれる。

定員さえあれば、一般入試のあとも随時入試をしてくれます。

3.4月からでも大丈夫。期限に余裕があるんです。

 

高卒認定資格を取得し大学に行くことも可能です。

中学卒業後の選択肢は確実に増えています。

 

ただ、通信制高校に入学してからのことは報道されていません。

通信制高校は全日制高校に比べたら卒業率が低いです。

公立と私立にもよりますが、卒業できるかどうかが違ってきます。

 

自宅学習がメインとなると自己管理も大切となってきます。ここは本人次第です。

不登校となった時点で心のエネルギー不足、十分に回復していなければやっぱり難しくなるんですよね。

不登校の子ども達に通信制高校がある。

 

それで解決ではないと思うんです。

不登校になったときに、そこでどうしていくか。

うまく居場所があり、勉強もできれば問題がない。

 

そうじゃないと、心の病気、ひきこもりへと繋がっていきます。

それでも、高校から道が開ける、多様なニーズに対応、選べる時代になったことはいいことです。

不登校の子どもだけではなく、高校を選ぶ一つの選択肢として変わってきています。