私は、中学1年生のときにイジメにあい、学校へ行けなくなってしまいました。
私をイジメていた生徒は違うクラスに移り、一応、問題は解決したのですが、心の中から恐怖や不安が消えることはありませんでした。
行こうとする気持ちはあるのですが、学校が見えてくると怖くなってしまい、そのまま引き返すようになったのです。
最初は両親も登校させようとしたのですが、私の状態が普通ではないということで、小さい時から通っている小児科の医師に相談したそうです。
その結果、無理に通わせることは私のためにならないということで、学校を休むことになりました。
担任の先生も事情をわかってくれて、休むことを許可してくれました。
授業に遅れが出てはいけないということで、毎日、どの教科をどこまで勉強したのかを教えてもらいました。
それから、1か月が過ぎた頃から、部分登校という形をとるようになりました。
参加できる授業までは参加し、気分が悪くなったり、不安になったら帰宅するというものでした。
そうやって少しずつ慣れていったせいか、3ヶ月後には普通に登校し、友達も増えました。
改めて思うことは、両親や先生が焦らず見守ってくれていたことです。
早く学校に行くように言わなかったため、自然と学校に対する恐怖や不安が薄れていったのだと、当時を振り返ってみると感じます。