書いてくださった方 | フリースクール教師 |
不登校となった時期 | – |
きっかけ | – |
その後の進路など | – |
学習方法 | – |
不登校の小中学生が通うフリースクールで週に2日、教科指導を1年間行っておりました。
「不登校」と一口に言っても、不登校になった理由や原因が学校の教師との関係にある子、友人関係にある子、学力にある子、親との関係にある子など千差万別で、それぞれに配慮した対応をすることが難しい点でした。
居場所についても、学校に行きたい思いは強いのに足が動かない子もいれば、学校を拒否する子もいたため、それぞれを認め合う態度や気持ちを醸成することに心を砕きました。
勤めていたのは小規模なフリースクールでしたので教室数が少なく、学校のクラスメイトの乱暴な接し方が怖くて通えなくなっていた子と、発達障害による多動気味の子とが同席するときなどは非常に神経をつかいました。
基本的には、来校する曜日や時間帯をずらして対応していましたが、イベント時などはどうしても重なってしまうんです。
その場合は、お互いの感情や特性を話し、できる限り思いやりを持って接すること、接する時の工夫(少し距離感を保つ・怖いと思ったら離れるなど)を教えて本当に少しずつ、短時間で回復可能な微々たる負荷から経験を重ねるような機会を作ってみたりもしていました。
フリースクールを探してお子さんを連れてくる親御さんは、教育に対して熱心で協力的な方が多い印象です。
ただ、生徒本人と話していると「親から褒められたことない」「友達(兄弟)と比べられる」といった理由で、保護者との精神的な距離感を感じている子もいます。
子どもの「自分を見てほしい、認めてほしい」という思いに大人が気づくことで、不登校の子どもたちが安心し、満たされた気持ちで過ごせる居場所が増えるのではないかと考えています。
フリースクールの先生は、多くの不登校の子ども達と接してきている方ですので、とても興味深く読みました。
適応教室の先生と話した時に同じようなことを話していました。
イベントも参加できる子どもだけ。みんな違うから、これなくなる子もいる。
子どもたちの間に大人が入ってコミュニケーションを取る。
それが一番の役目ですと言っていました。
他の子達と接することで いろんな特性のある子がいることを認めて、距離感やコミュニケーション能力を学べる。そういう場所でもあるんですね。
一人一人の子どもの特性をしっかりと理解をしている方がいらっしゃる場所だからこそ、子どもが居場所を感じられる。
親から認められたい。褒められたい。不登校となると特にかもしれません。
安心して満たされる場所、今 娘が望んでいることです。家でも心がけていきたいです。
管理人より
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