先日、不登校の定義について書きました。
年間30日がポイントでしたね。
続いて、「ひきこもり」の定義について考えてみました。
ひきこもりは漢字で書くと引きこもり(引き籠り)
検索では引きこもりが多いですね。どっちでもいいのかな?
最初に言っておきますが、「ひきこもり」の状態は、時と場合によっては必要なんです。
これは、主治医に言われた言葉です。
この言葉で、ひきこもりのイメージが変わりました。
世の中では、ネガティブなイメージが先行しています。
でも、自分を守るために安静にしている状態なんです。
ひきこもりも不登校も。
ひきこもりに好きでなったんじゃないんです。
以前は、お友達と遊ぶのが好き、一人でいるのが寂しい子でした。
安心できる場所が家、自分の部屋だけになったんです。
自宅が病室のイメージ。ここでしっかりと休む必要があるんです。
熱が出たら家にいますよね。同じです。
心の重たい風邪を引いている状態です。
外に出ることが怖い。不安障害から引きこもりに。
不登校になったことをきっかけに、この状態になりました。
不登校と引きこもりはセットのようなもんですね( ̄▽ ̄;)
最初は焦りましたよ。部屋から、なかなか出てこなくなった。
外に行かなくなった。人と会わなくなった。
話さなくなった。ずーっと部屋で何してるんだろうと思いました。
日光にも当たらないし、動かない。不健康だよね。
こんな状態が長く続くことが本当に心配でした。
不登校となり8ヶ月、今も受け入れつつ心配はしています。
家ぐらいは居心地良くいさせてあげたいと思っています。
模様替えをして、部屋を広くしました。
自分の部屋でリラックスでき、部屋からも出てきやすい環境にしました。
どうせ家にいるなら、二人で楽しく過ごそうと。
悩んで泣いてばかりの時期もあったけれど、それじゃ二人とも潰れちゃうからね。
明るい不登校、ひきこもり生活を目指しました(*^-^*)
今は夕方登校で学校、カウンセリングで病院、週1回の塾、時には買い物に出かけます。
以前に比べたら、出かけるようになりました。
1ヶ月以上、まったく家から出ない時期がありました。
ちょうどコロナの問題が出て来て、そのまま自粛生活となりました。
自粛生活を先どっていた形となりました。
厚生労働省のホームページに、ひきこもり施策について書かれています。
そこに ひきこもりの定義が記載されています。
「仕事や学校に行かず、かつ家族以外の人との交流をほとんどせずに、6か月以上続けて自宅にひきこもっている状態」を「ひきこもり」と呼んでいます。
「ひきこもり」は、単一の疾患や障害の概念ではなく、様々な要因が背景になって生じます。ひきこもりのいる世帯数は、約32万世帯とされています。
引用元:厚生労働省
32万世帯近くもいるんですね。
娘は学校に行けず、家族以外の人とほとんど交流がなく、6ヶ月以上自宅にいます。
ほとんどって書かれている部分が曖昧だけれど、まったくではないけど、ほとんどですね。
学校に行っていれば、ひきこもりじゃないってことですね。
最近は毎日のように夕方登校しているから違う?
学校の滞在時間が15分~30分ぐらいじゃ ほとんどかな?
自宅で仕事をしている人もいますよね。
コロナの影響でテレワークも浸透しました。
そんな私も、ずっと前から在宅ワークをしています。
でも、ひきこもりじゃないです。
心と身体の状態、その背景も含めて、何かしら問題がある状態ということです。
特に、社会との接点が焦点ですよね。
似た言葉で「ニート」もあります。
ニート(イギリス英語: Not in Education, Employment or Training, NEET)とは、就学・就労していない、また職業訓練も受けていないことを意味する用語である。日本では、15〜34歳までの非労働力人口のうち通学・家事を行っていない者を指しており、「若年無業者」と呼称している。
ニートは若年層です。日本では15歳~34歳までが該当します。
この言葉の発祥であるイギリスでは16歳~19歳です。
年齢の定義は知りませんでした。独身の若年無業者が対象です。
娘は現在14歳。と言うことは、来年から、学校に行かず、バイトもしていなければ、ニート!?
ひきこもりは6ヶ月、そしてニートは年齢が関係あるってことですね。
娘が不登校にならなかったら、これも知らなかったわ(^▽^;)
きっと変わる。成長する。そう思って見守っています(*^-^*)
娘のような「ひきこもり」もいるということを理解していただけたら。
罪悪感を持たせないように、あたたかく見守る社会であってほしいと思います。