100人以上の不登校体験談

学校に行けても行けなくても変わらない。平常心でいることの大切さ

子どもが不登校となって、親は平常心を保つことは難しい。

そのままの日常を続けるなんてできないよね。

 

この先どうしたらいいんだろう。

明日は行くんだろうか。やっぱり行けない。

子どもが泣いて苦しむ。死にたいって言った時もある。

平常心でいられるわけがありません。

 

義務教育である中学校を卒業し、通信制高校に入学しました。

入学式に出席、少ない日数、短時間とはいえ、スクーリングに行けています。

教室に入れています。電車に乗れなくなった子が乗換して通学しています。

1年前から考えれば想像できなかったことです。

 

でも、完全に回復はしていません。回復途中。

体調、心の状態で行けない日があります。

不安が強くなる時があるんです。

 

別にいい。無理して行かなくてもいい。自分のペースでいい。

学校はそこまでしていかなくても大丈夫。そう伝える。

 

でもね、心の中はザワザワする。

また、このままパタッと行けなくなったらどうしよう。

不登校に戻ることが怖いんですよね。

娘の同じ苦しみは見たくない。

私自身も辛い時期には戻りたくない。

 

一度 不登校を経験したら、次は経験を活かせる。

けれども、その道のりを知ってるからこそ、心がざわつきます。

この心配を見せないようにしなきゃって思います。

 

主治医は不登校の子を何十年も大勢診てきた医師。

1ヶ月ぐらい経ったとき、「もしかしたら、このまま中学は行けないかもしれない」と言われた。

中2の冬です。中3になる。高校受験です。

当時はお先真っ暗な気がした。取り乱したんですね。

(そんなことないんですよ。人生それで終わりません。)

 

そんな私に、主治医がさらに言ったんです。

腹をくくること、覚悟することは大事。

学校に行くことよりも大切なことがある。

この子が学校に行こうが行くまいが変わりない。

どっちも受け入れること。

 

学校に行けなくなった娘、今の状態も認めることということですね。

できなくなったことも全部です。

学校という存在で 娘の価値は変わらない。

 

でも、なかなか覚悟できなくて。

冬休みの前に少し学校に行ったんです。

担任と連絡を取り合い、学校に行かせようとしていた。

クリスマスイブの日、久しぶりに授業に1時間だけ出ることができました。

終業式に通知表を取りに教室に行けました。

 

本当に嬉しくて。涙がでるほど嬉しくて。

学校から帰ってきた時、「頑張ったね、偉かったね。」ものすごく褒めた。

娘も笑顔だった。久しぶりに友達に会えた。一緒に帰れた。

娘も嬉しかったんです。それは事実です。

 

この状況を説明するのは難しんですが、学校は怖いけど友達といるのは楽しいんです。

学校に楽しい思い出もたくさんあるんです。

だから行きたいんです。でも、苦しい場所なんです。

 

クリスマスケーキを一緒に作って、わが家はお祝いムードだった。

担任も喜んでいました。周りは 良い方向に進んでいると信じていました。

 

でも、3学期の始業式の朝、ものすごく苦しんだ。

どうしても行けない。ここで行けばリスタートできるかもしれない。

まだ、わが家は学校に戻すことを考えていた。

この時期が一番、家庭内が荒れた時期でした。

 

結果、娘は部屋に引きこもった。

対応を失敗したと思う。でも、必死だったんですよね。

この時期に見守るって難しいです。

まだ、なんとかなる。できることをしなきゃって必死だった。

 

友達に会えたことは嬉しくても、学校の教室にいることは相当辛かったんだと思う。

教室に入ることが怖い子なんです。不安障害です。今はそれがわかる。

だからね、学校に行くことを 偉いね って言わないようにしています。

いってらっしゃい。おかえり~お疲れ様 ぐらいですね。

 

学校に行ってない子が頑張ってない子。

学校に行っている子が偉い子ってわけではないからね。

 

学校に行けたら やっぱり嬉しいんですよ。

でも、以前のように感情むき出しで喜んでいないってことです(*^-^*)

学校行けたからといって、めちゃくちゃ喜び、行けなかったらどーんと落ち込む。

それをしないように心がけています。

 

コロナの休校明けにも、同じようなことがあったんですね。

この時は 娘が自ら学校に復帰をしようとした。

朝、自分から起きて制服に着替え、友達が迎えに来て、玄関から「行ってきます」と言って学校に行った。

 

ものすごく嬉しかったですよ。でも、この時は腹をくくっていました。

このまま学校に行けなくてもいい。なんとなくそんな気がしていたんです。

不登校となってから半年が経っていました。

娘と向き合い、いろいろと話してわかってきたんです。

 

姑は泣いて、「〇〇ちゃんが学校に行けた」って、私に言いに来ました。

嬉しいよね。その気持ちはわかる。自分もそうだったから。

そんな姑に、冷静に「今日だけかもしれない」って伝えました。

 

この姑の反応は私にもプレッシャーとなった。

学校に行けたら、こんなに喜ぶ。また行けなきゃ落ち込む。

学校に行きなさい。行った方がいい。

登校刺激って、その言葉だけじゃないんですよね。

娘も同じなんだと思った。

 

学校に行く、行かないで家庭内の状況が大きく変われば、安心できる場所ではなくなる。

また、部屋に引きこもってしまう。

だから、なるべく平常心でいることが大切。

喜んでもいい。褒めることはもちろん大切。

だけど、適度になんです。笑顔でお疲れさま~と言うだけでいい。

まぁ、あとは一緒に美味しいもの食べるぐらいですね。

 

娘の成長は嬉しいんですよ。今日も電車に乗れてスクーリングに行けた。

ほんとうに嬉しい。こんな日が続くといいなって思う。

でも、期待をしすぎないこと。希望は持つけど期待は追い込むから。

 

通信制高校の入学式で知り合ったお母さんがいます。

同じ想いをしてきたお母さんです。

入学式後の初めてのスクーリング、お互いの子どもが一人で行けた。

そのことをLINEのやりとりで喜びました。

 

子どもの前では行けても行けなくてもいい。

そして「いってらっしゃい」と自然に送り出す。

でも、子どもの成長を二人でひっそりと喜びました(*^-^*)

 

主治医の言った覚悟。どっちでも変わらないだよね。

平常心が大切。自分に言い聞かせてる。

偉そうに書いてるけど、まだまだなんです(^▽^;)

だから、自分に向けて書いてる。