書いてくださった方 | 本人 |
不登校となった時期 | 中学生 |
きっかけ | 仲間はずれ |
その後の進路など | 志望高校合格 大学進学 |
学習方法 | 家庭教師 |
中学時代に私自身が不登校を経験しました。
きっかけは些細な行き違いから、仲間はずれにされたことでした。
学校に行けなくなった現実を認めたくなく、しばらくは自室にひきこもり、現実逃避をしていました。
夜も眠れず、悶々としながら過ごしながらも時間が経つにつれて
「何だかすごくもったいない時間の使い方をしているな」と感じました。
学校に行けないことをとりあえず受け入れて、学校に行けなくてもやらなければならないことをやろうと思いました。
その一つが勉強でした。不登校になってから休んでいた家庭教師の先生に再び来てもらい、高校受験に向けて勉強を始めました。
私は中学生の頃から大学に行きたいと言う目標があったので、自主学習プラス家庭教師と言った感じで計画をしっかり立てて勉強をするうちに、自分自身のペースを確立して行ったように思います。
他人と自分を比べず、学校に行けない自分を引目に感じなくなってからは毎日が生活しやすく、夜も眠れるようになりました。
学校に行かずとも規則正しい生活をし、しっかり勉強もする、そして、さらに自分自身の興味のあることには臆せずチャレンジするようになりました。
その甲斐あって無事に志望校に合格し、その後は大学にも進学しました。
その経験は、現在の私にもしっかりと息づいています。
きっかけは仲間はずれです。学校は集団行動を学ぶ場です。
集団は団結できる喜びも味わえますが、その集団から1人となると本当につらい場所と変わります。
仲間はずれにすることが、どれほど傷つけるのか、もっと教えるべきだと思います。
この体験談を読むと、心の変化がわかる気がしました。
傷ついた心を休めるために学校から離れ自室にひきこもる。現実逃避の時間も必要。
そして、現実を受け入れて前に進もうとする。心が回復して、何が大切かがわかった。
目標をもって生活する。やりたいことをする。勉強もする。
学校には行っていませんが、しっかりとした生活を送っています。
このパターンは本人には問題がなく、仲間はずれをした子達の方に問題がある。
本人が乗り越えて成長していった。その後の人生にも不登校の経験を活かしている。
理想的な不登校の生活と言ったら変ですが、こうであればといいなと思います。
親として、学校に戻らなくても、こんな生活をしてほしいです。
書かれているように、学校に行かないことへの引け目や罪悪感をなくすことが大切です。
これがなくならないと、心がなかなか前を向いていかないんですよね。
管理人
まとめ記事はこちらです。