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中学不登校、ボランティア|通信制高校での学校生活で人を好きになれた

不登校体験本人

 

私は中学校に入学して、わずか20日で不登校になりました。

 

いじめがあったわけでも、友人がいなかったわけでもありません。

 

しかし、髪ゴムの色や制服に関しての細かな規定に意味を見出せず、また両親ともにオルタナティブな教育に関心があったという生育環境もあり、不登校を決めました。

 

そして、自営業だった実家の手伝いや独学での学習、図書館へ通う毎日が始まりました。

 

地域のボランティア活動にも参加するなど、けして暗い日々ではなかったものの、狭い田舎のコミュニティではなかなか受け入れられることではありません。

 

結局 その後、中学校へは一度も通うことはなく、卒業式の日はスーツを着て、ひとり職員室へ卒業証書を受け取りに行きました。

 

 

中学卒業後は通信制高校に通い始めました。

 

金銭的な問題から、全日制の高校は、はじめから選択肢にありませんでしたし、私自身も通信制高校の自由度に魅力を感じていました。

 

教室には髪を金髪に染めピアスがいくつも開いた男の子から、戦争で進学できなかったからと80代で高校生になったおじいさんまで、さまざまな人がいました。

 

学校へ通うのは2週間に1度ほど、残りは自宅でレポートを作成します。

 

勉強は中学校のおさらいのようなレベルですが、自分で決めたカリキュラムをひとりで進めるのは根気がいります。

 

入学した当初は同い年の人はほとんどいませんでしたが、半年ほど経つと全日制の高校から転入してくる人も多くなり、友人もできるようになりました。

 

体育祭や遠足などの行事もあり、仲良くなる機会は多かったと思います。

 

3年生になると同時に、ひとり暮らしを始め、専門学校進学の費用を稼ぐためにアルバイトに励みました。

 

高校は無事、3年で卒業することができました。

 

先生方は一風変わった人が多い印象でしたが、相談すると親身になって下さる方が多く、この高校で初めて「先生」というものを好きになれました。

 

友人たちも、家庭環境などさまざまな逆境の中にありながら必死に自分を見つめていて、同年代として尊敬できる人が多くいました。

 

また、ヤンキーとおじいちゃんが一緒に数学を学んでいる情景も印象的でした。

 

人を好きになれた、それだけで通信制高校に通ってよかったと心から思っています。