妹の子ども(男の子)が小学校4年生から中学3年生まで不登校でした。
学校に行かなくなった原因は友達関係のトラブルからだったようです。
家では家族と普通に過ごしており、自分の家で建築関係の会社をやっていることもあって、会社の社員の人とは普通に接していてその家族に遊びにつれて行ってもらったり、簡単な仕事の手伝いをしたりしていました。
そのまま家の仕事に就けばいいかとも思っていたようですが、学力はともかく、高校は卒業しておいた方が良いのではないかということ、同世代の人と接したり、少しストレスのある人間関係も経験した方が良いのではないかという考えで、本人も納得の上で中学卒業後は通信制高校のサポート校に入学しました。
いくつかの学校を見学しましたが、学校らしい雰囲気は薄かったものの、一番に個々の生徒の成長を考えて対応していただける雰囲気が気に入ったようです。
高校では1対1で先生がついて卒業に必要な勉強のサポートを受けていました。
小学校の勉強からのスタートですが、勉強自体は嫌いではないのでスムーズに進められたようです。
初めは少し人見知りしていたようですが、まずは教室長やスタッフの方とすぐになじみ、自然な形で同年代の友達もできていったようです。
同じように不登校を経験した子どもも多く、いろんな人がいることを感じながら、3年間を通して成長できたかなと感じています。
入学したての頃は週2回程度の登校でしたが、半年もすると毎日通うようになりました。
勉強以外にもいろいろな企画があって、時々は自分たちで企画してイベントを行うこともあり、学校生活が楽しそうでした。
高校卒業後は、環境問題について学びたいという本人の意思を尊重して専門学校に進学し、今は元気に学校へ通っています。
昔は不登校というと暗いイメージしかありませんでしたが,こういう道もあるということの大切さを実感しています。