不登校体験談を紹介(現在94人)

小学校転校により不登校と復帰|国立大学卒業後に教員になった経験談

不登校体験談先生他

 

小学校1年生から4年生まで不登校が続きました。

 

小学校に入学して1か月ほどで、父の転勤のため転校しました。

 

入学した小学校と転校先の小学校の環境が違っていたことと母親が働き始めたことにより、寂しさと不安感が重なって不登校になったと考えています。

転校先の担任教師の言動にも驚かされました。

 

授業中に鼻歌を歌いながら作業していた時に、「誰、歌っているの?みんなで笑ってやりなさい。」と言われたり、よそ見をしていた私の頭を教科書の角でたたいたりしました。

 

入学した小学校とはあまりにも違いがあり、それが不登校の大きなきっかけだったと思います。

夜、寝るときには、明日は学校に行こうと考え準備をして寝ました。

 

「行ってきます。」と言い家を出るのですが、いつも決まった場所で具合が悪くなり帰宅しました。

4年生の中頃に引っ越しをして、学校も転校しました。

 

この転校先の学校で私の不登校は終わりました。

 

転校した学校は少人数で非常に暖かな雰囲気の学校でした。

転校当日ローマ字のテストがありました。

 

それまで不登校だった私はローマ字を覚えきっていなかったために100点満点のテストで5点という成績でした。

 

全員のテストの成績が公表されました。

 

前日までの私ならば、またまた不登校になりそうな状況ですが、なぜか私は「あぁ、頑張らなければいけないな。」と自然に思いました。

 

担任やクラスの生徒の温かさにも安心したのだと思います。

小学校を卒業後、中学校、高校、国立の大学へと進学し教員となりました。

教員になった頃は不登校であったことは話すことはありませんでした。

 

しかし、自分が不登校であった事実やそのことを抜け出した経験は、生徒と接するときに大きな力となりました。

自分の経験を生徒に発信することにより、救われる生徒がいることを知りました。

 

「自分は、今、学校に行くことがつらい状況だけれども、先生も同じような経験をしているのだ。頑張ろう。」と感じてくれているようでした。

私にとって不登校という事実は隠したいことではありましたが、やがて良い経験をしたと考えられるようになりました。

 

その経験があるからこそ、同じ悩みを持つ人や生徒に寄り添うことができると思いました。

身近に不登校で悩む人がいるとき、寄り添ってあげることが大切だと思います。

 

そのような状況の中で、きっと抜け出すきっかけをつかみ取ってくれると考えています。